「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という8020運動では、80歳以上で20本以上歯が残っていた方の約85%が正常咬合(正常なかみ合わせ)でした。それに対し、「受け口」や「上下の歯がかみ合わない」方の達成者は0人、「歯ならびがでこぼこ」や「出っ歯」、「かみ合わせが深い」方でも30%未満という結果が出ています(図1)。
20本以上の歯が残っていれば、硬い食べ物でもほぼ満足にかむことができます(図2)。
お口の健康は全身の健康に影響を及ぼします。いつまでもおいしく食事ができるように、歯ならびをきれいに整えましょう。
【参考文献】竹内 ほか. Dental Prescale®︎を用いた8020達成者の咬合調査. 歯科学報 2005; 105(2):154-162.
お子さんの歯ならびについて気になる事があればかかりつけのクリニックへ相談してみましょう。