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8020(80歳でも20本以上の歯)を達成するために子供の時からできること
8020(80歳でも20本以上の歯)を達成するために子供の時からできること

お子さまの歯の生え方はどうなっていますか?正しい歯ならびはお子さまの将来の歯を守ることにも繋がります。

適切なかみ合わせと歯ならびを維持すると年を重ねても自分の歯を保てる確率がぐっとあがります。

「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という8020運動では、80歳以上で20本以上歯が残っていた方の約85%が正常咬合(正常なかみ合わせ)でした。それに対し、「受け口」や「上下の歯がかみ合わない」方の達成者は0人、「歯ならびがでこぼこ」や「出っ歯」、「かみ合わせが深い」方でも30%未満という結果が出ています(図1)。
20本以上の歯が残っていれば、硬い食べ物でもほぼ満足にかむことができます(図2)。
お口の健康は全身の健康に影響を及ぼします。いつまでもおいしく食事ができるように、歯ならびをきれいに整えましょう。
【参考文献】竹内 ほか. Dental Prescale®︎を用いた8020達成者の咬合調査. 歯科学報 2005; 105(2):154-162.

Check1:歯ならびには一人一人個性があります。お子さまの歯の生え方はどうなっていますか?

Check2:歯ならびが悪いまま放っておくと、見た目以外にも様々な問題が起こります。

Check3:子供の歯ならびは、遺伝や先天的な要因だけでなく癖や習慣などにより悪くなる場合があります。

こんな癖やお悩みはありませんか?

お子さんの歯ならびについて気になる事があればかかりつけのクリニックへ相談してみましょう。

この記事を書いた人
岡藤範正先生(松本歯科大学 教授)
岡藤 範正先生(松本歯科大学 教授)
経歴:松本歯科大学歯学部卒業/同大学歯科矯正学講座助手、博士(歯学、愛知学院大学、歯博乙第282号)、松本歯科大学歯科矯正学講座講師、松本歯科大学歯科矯正学講座助教授、国外研究員(ワシントン大学歯科矯正学講座)、松本歯科大学歯学部教授大学院硬組織疾患制御再建学講座教授(兼務)、JAO(Journal of Aligner Orthodontics)日本版 Local Advisory Board(諮問委員)